Romi diary

日常の些細な出来事や最近読んだ本などについて書いています。読む人は殆どいないので好きなことをのびのびとかけています。

川の思い出

子供の頃友達と釣りをしていた。

 

近所の川で釣りをしていたのだが、なかなか釣れない。

1時間経っても2時間経っても魚を釣ることができなかった。

 

それでもただ友達と話しているだけで楽しかったし、始めたばかりの釣りに興奮していた。

 

その日も何も釣れないのだと薄々感じながら、糸を垂らしていた。

小さな影が勢いよく水中を移動するのが見えたその時、感じたことがない振動が手に伝わってきた。

そして

呆気なくブラックバスがつれた。

 

 

あまりの呆気なさに、すぐ近くにいた友達は私がバスを釣ったことに気づいていなかった。

 

「なんか釣れた」

そう言って私は友達に見せた。

 

「えっバスじゃん!どこにいたの?」

 

私よりもずっと前から釣りをしていた彼は、どうやらまだブラックバスを釣ったことがなかったようだ。

 

 

彼はその後あまり話さなくなった。

 

 

そんなことは気にせず、私は初めて釣った魚の写真を撮りまくっていた。

 

 

 

 

 

 

もう何年も使っていない釣り竿

趣味も友達も変わって、釣りをすることは今ではないけれど、今でも良い思い出として記憶している。