Romi diary

日常の些細な出来事や最近読んだ本などについて書いています。読む人は殆どいないので好きなことをのびのびとかけています。

都会の孤独

クリストファーナイトについて。

 

皆さんはこの名前を聞いたことはありますか?

 

彼は高校を卒業し、2年後に森での生活を始め、徹底して人との関わりを避けていました。人に見つかることを恐れて一度もたき火をしたことはなく、氷点下の夜は「モーテルにチェックインすることを夢見ていた」とナイトは話しています。彼の暮らしているところは東京の冬とは比べ物にならないほど気温が下がります。ナイトは毎日午前2時30分に起床してキャンプ場の周りを歩くことで、厳しいメイン州の冬をやり過ごしていたそうです。間違えて夜に眠ってしまうと、そのまま一生起きれなくなる可能性があるからです。

 

彼はテントの中で生活しており、テントの中にはベットフレームとマットレスまで備えられていました。(テントの写真は調べると出てきます。)

 

高校での彼は成績優秀でした。

ただ自分がいつも変わり者のように感じられて、人との関わりがとてもストレスだったと話しています。

 

彼は人家やキャンプ施設などから食べ物を盗むことで食料を確保していました。

 

彼は森での生活を始めてから27年後に警察に逮捕され、のちにケベック郡の矯正施設に収容されました。

 

そこでの生活は食べ物は豊富にありましたが、同房者がいて不安であまり喉を通らなかったそうです。彼は人との関わりの多さに圧倒されて、眠ることもままならない状態。裁判を待ちながら6ヶ月経つ頃には蕁麻疹が出て、手も震えていました。

 

聖書にすら「1人でいるのは良くない」とありますが、実際のところはどうなのでしょうか?

健康に対して悪影響があると言われている孤独感は、snsで繋がれることにより前の世代の人たちよりも減ったかもしれませんが、彼のような人たちにとって少しだけ生きにくい世界になってしまったのかもしれません。

 

 

独りの時間が他の人よりも必要な人は、なるべくその時間を確保するように心がけないと、現代ではなかなか確保できなくなっている。働く時間は延び、夜には仕事のメールが来くる。そういった一個一個の小さなストレスが想像以上に心を蝕んでいるのかもしれない。

心は目には見えないものだから、一層大切にしなくてはいけない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

R.I.P. R