もう何年も使っている電気ストーブ。
扇風機のように首を振りながら動いていたのに、今では動かなくなってしまった。
それでも今日も私を温めてくれている。
そのストーブを見ていると年々歳をとって今まで出来ていた事が出来なくなってしまった親を見ているようだった。
首を振らなくなったので時に熱く感じてしまうことがある。それも少しお節介な感じがして、いつまでも自分のことを気にかけてくれているような感じがする。
冬の寒い季節だけ私を助けてくれる。本当に困っている時だけ、後はそっとしておいてくれる。
生き物が終わりを迎えるように、いつかは温める機能さえ果たせなくなる時が来る。
そしたら少し寂しいだろうな。
これが物への愛着なのかな。
皆さんは大切にしている物はありますか?
いつも読んでくださり有難うございます。それではまた。