Romi diary

日常の些細な出来事や最近読んだ本などについて書いています。読む人は殆どいないので好きなことをのびのびとかけています。

太陽の塔

ちょうど読み終わった太陽の塔について感想を書こうと思う。

 

私はこの本を買うまで知らなかったのだが、ちょうどこのクリスマスの期間が描かれていました。なので今の私の感情と沢山重なるところがあって面白かったです。

 

男子大学生の少し歪な恋愛が描かれていて、男臭い感じがぷんぷん匂ってくる小説でした。ここまで男臭い小説は初めて読みました😄

主人公は町中に恋人が溢れかえるクリスマスがとても嫌いで、街にいるサンタクロースを狩って、サンタ鍋でもしようと企んでいました。主人公の男の子の友達もまた恋人がいないので、彼らの結束力はF1チーム並みでクリスマスに何をしでかすのかとても気になって読み進めることができた。案の定クリスマスに沢山の人を巻き込む大きな出来事を引き起こす事になるのだが、彼らは満足した様子ではなかった。そこがなんだか人間の非合理的な生き物という側面を上手く表していた。

 

モテないのに、自分を好きと言う人が現れると恐れ出すところや、恋愛に勤しむ時間などないと自分を慰めているシーンなど大学生の愛おしさが溢れる小説でした。

 

ぜひみんなも読んでみてね。ここまで読んでくれてありがとう。