差別化について

人も物も埋もれてしまう時代になってきた昨今、いかに他のものと差別化できるかがよく話題に上がっている。

 

バックグラウンドや生産過程に価値を生み出すプロセスエコノミーという言葉も生まれた。

個人の差別化を図るには他の人と同じことをしていてはいけない。

貴重な人材とはその人にしかできないタスクがあり、替えがきかない人間であるということを考えると、みんなができないスキルを身につける必要がある。

 

そんな世間の風潮に影響されてか、私も他の人とは違う生き方をしなければと考えるようになっていた。みんなと同じ行動をとっていてもみんなと同じことしかできるようにならないと考え、習慣から他の人との差別化を図ろうとした。

 

そこで現代の人があまりしない読書を習慣に取り入れてみようと考えた。

 

ただ私は思った。

 

本を普通の人よりも多く読んだところで、普通の人よりも本を読むのが上手くなるだけではないかと。

他の人よりも少し本を読むのが速い、理解するスピードが速いからといってそのことに価値があるのか私にはよくわからなかった。

 

頑張ってあるスキルを身につけた後に、その身につけたスキルがなんの価値もなかった場合私たちはガッカリする。

身につけたはいいが他のことにも応用が効かず大きな時間の損失になってしまう可能性もある。

そのことを考えると個人の差別化を考えるよりも前に、身につけたいスキルに価値があるのかどうかをまず考えないといけないと思う。

 

ただジョブズが言うように、後から点と点がつながり大きな成果につながる場合もあると思う。ただそれは役に立つもの同士がつながったに過ぎない。

 

他にも後になってから価値のあるものと認められる場合が一定数ある。ただそれは稀なことだと思う。なんの役にも立たなかったものが、ある日突然価値が上がることは考えにくい。

 

差別化を図って他の人とは違うスキルを身につけようとする人が多いが、それよりも前に、自分が身につけようとしているスキルが価値のあるものなのか知っておかないといけない。

 

他の人よりも服を畳むのが早いというスキルはそこまで役には立たないし、他のことに応用することも難しい。

 

今日は退屈なブログだったと思う。いやいつも面白味のないブログだが今日はとりわけつまらなかった。最後まで読んでくれた人ありがとうございます。できればみんながどんなスキルを身につけたいか知りたいな。